料紙

―記憶に残る作品作りのお役にたちたい―

翠祥堂では創業以来、製作工程を一切変えずに1枚1枚を丁寧に作り上げています。その工程が全て妥協の許されない手作業であるからこそ、柄・色など細部まで追及し続けた、美しいかな料紙を作り上げることに常に全力を注いでいます。それは、お使いいただく方の作品作りを、より一層素晴らしいものに変えるお手伝いをしたいと考えているからです。全てに職人渾身の想いを込めた料紙。必ずお役にたてると自信を持ってご提供いたします。


料紙の成り立ち

本来「料紙」とは、書や絵に使う紙全体を指す言葉ですが、書の一般的な用語としては、 ”比較的小サイズの様々な装飾性を伴う加工を施した紙”を指します。 唐紙 現在、版木文様を摺り出した料紙を「唐紙(からかみ)」と呼ぶように、基本的な料紙の技術は、中国よりもたらされました。当初、料紙は主に写経に用いられ、その染紙や細かな金砂子撒きといった加工技術は中国に範を求めたものでしたが、時代が下るにつれ、日本の「かな」文化の発達と共に和様の意匠が凝らされ、独自の発展を遂げていきます。和製の料紙は、染紙・金銀泥下絵・金銀切箔撒きなどを施した紙が奈良時代から作られており、唐紙でも十一世紀期半ばには 作られていたことが古筆により知られています。その後、料紙は日本的な感覚と各時代の新しい美意識を取り込み、継紙を始めとする多種多様なものが 作られるようになりました。


雁皮紙へのこだわり

翠祥堂では料紙加工の原紙に主として「紙の王様」と言われる純雁皮紙を創業以来一貫して使用しております。 雁皮紙は、高品質ではありますが、現在原料が入手困難かつ選別に多大なる時間を要する為、生産サイクルに大変な影響を及ぼしております。残念ながら職人の不足・高齢化により、今後原紙の生産性が高くなる事は予想し難く、ますますの加工サイクルの悪影響が懸念されております。それでも雁皮にこだわるのは、料紙の美しい雅さを表現するには、やはり「雁皮紙」しかないと考えているからです。
今後も高品質を第一に加工製作を行ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

料紙の寸法 (単位㎝)

美の判 28×39  柾判 56×39  長判 28×79
美の判・柾判・長判 は当店のオリジナルサイズです。

全懐紙 36.5×50  半懐紙 25×36.5

料紙の種類 大きく分けて以下4つに分かれます

古筆料紙 実際に使われていた紙を模倣したもの
画像は桂本万葉集
写経料紙 その名の通り写経を書く料紙 罫線入
画像は左から 朱・紫・藍・紺紙
かな用料紙 当店で独自に加工、装飾したオリジナルの紙
画像はぼかし砂子 淡く色ぼかしをした上で、
砂子を全面に散りばめた紙
練習用料紙 お稽古用としてさまざまな色・柄でセットした紙です。
10枚入~最大100枚1セットの紙までさまざまです。

料紙ギャラリー 当店オリジナルの料紙を一部ご紹介いたします 

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